障害児のバギー(車いす)の制作方法

障害をもっている子供を育てていて割と最初のうちに考えないといけないのがバギー(車いす)だと思います。どんな物がいいか全く分からないゼロからのスタートだと思うのでバギーについての説明と選ぶ時の考え方を紹介します。

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バギーについて

小児用の車いすの事をバギーと呼びます。見た目がベビーカーと近いものから車イスに近いものまであります。

体を固定させて座位を保たせるようにしたり、リクライニング機能やチルト機能が付いています。

制作の流れ

  1. かかりつけのお医者さん(整形)に相談
  2. 技師さん(外注業者)と打ち合わせ
  3. デモ機に試乗
  4. 完成品の引き渡し

かかりつけのお医者さん(整形)に相談

バギーの購入には自治体からの補助があり、購入費の補助を受けるには医師の意見書(診断書)が必要になります。

整形の先生やPTの先生と相談しながら必要な機能などを大まかに決めます。

この時に今後どうしたいか親の意見も十分に伝えることが大事です。

バギーは高いものだと改造費を含めると100万円近くすることもあり、簡単に買い直す事ができません。

技師さん(外注業者)と打ち合わせ

バギーの方針が決まったら技師さんとの打ち合わせです。

技師さんとはバギーの改造を行ってくれる業者さんのことです。

ここではバギーに付けたい機能などを伝えます。

座面や背もたれの形、リクライニングなどの必要性は整形の先生の指示で決めますが、使い勝手は親の意見を反映させます。

例えば、点滴ポールがあったほうが良いや、軽くて折り畳めるもの、荷物を多く乗せたい等です。

一通り意見が出尽くしたら、車種の選定です。そんなに数は有りませんが要望が少なければ何個か選択肢はあると思います。

逆に要望が多いと既製品だと一択もしくは機能を妥協するということもあります。

もしも妥協することができない場合はフルオーダーで制作してもらうことも可能です。

デモ機に試乗

車種を選定したらデモ機を取り寄せてくれます。

デモ機に試乗し、座面のクッションや背もたれのクッションの形状を考えます。

荷物を乗せたい人は、ちゃんと乗るかも確認します。

特に医療機器を乗せたい場合はしっかりと確認したほうがいいです。

納得できたら制作依頼をします。

バギーは物によってカラーバリエーションが沢山あるものがあるので好きな色を選びます。

完成品の引き渡し

本機の制作が始まると途中で仮合わせをします。

クッションの形や固定ベルトの位置など調整を行います。

1~3回ほど仮合わせをすると完成します。

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